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どのPHPファイルを作ればいいか分かる!WordPressの表示ページ順位に関わるテンプレート階層とテンプレートファイルについて解説

今回は初学者の方を混乱させるテンプレート階層と使用するPHPファイルについて解説していきます。

目次

テンプレート階層、テンプレートファイルとは

WordPressはどのPHPファイルを使用するかで表示するファイルが変わります。

例えば、トップページを表示させるためには

  • front-page.php
  • home.php
  • index.php

の3つのどれかを使用すると表示させることができますが、
このファイルを2つ以上生成している場合は、「front-page.php > home.php > index.php」の順番で表示させる優先度が決まっています。

つまり、

「front-page.php」がなければ「home.php」を表示し、「home.php」がなければ「index.php」を表示する

といった感じですね!

それで、各PHPファイルのことを『テンプレートファイル』といいます。

ちなみにこの優先度は下の図を見ると判断することができます。

多分これを初めて見る方は「なんか複雑で難しそう。。」と感じたかもしれませんので、ページの役割ごとで使用するテンプレートファイルをまとめました。

各テンプレート階層とファイル一覧まとめ

トップページ

トップページを表示させるテンプレートファイルです。

優先度ファイル名備考
1front-page.php基本的にはこのファイルを使用することが多い。
2home.php
3index.php

投稿一覧ページ

このページに投稿のループやページネーションを書いて、一覧ページを作成します。

優先度ファイル名備考
1home.php基本的にはこのファイルを使用することが多い。
2index.php

カスタム投稿一覧ページ

カスタム投稿の投稿一覧を表示させるページです。

優先度ファイル名備考
1archive-(post_type).php「post_type」にはカスタム投稿のスラッグを指定する。
2archive.php
3index.php

個別投稿ページ

個別の投稿ページを表示させるファイルです。

優先度ファイル名備考
1single-(post_type).phpカスタム投稿に使用するファイルで「post_type」には、カスタム投稿のスラッグを指定する。
2single.php主に通常の個別投稿ページに使用することが多い。
3singular.php基本的に個別投稿ページに使用することは少ない。
4index.php

固定ページ

お問い合わせページや会社概要ページなどに使われるテンプレートファイルですね。

優先度ファイル名備考
1(カスタムテンプレート名).phpカスタムテンプレートファイルと言われるもの。管理画面でどのテンプレートを使うか選択する。
2page-(slug).phpパーマリンクに「works」と設定したら、page-works.phpとなる。
3page-(ID).php管理画面でページのIDを調べて、ファイルの命名を行う。
4page.php管理画面のテキストエディタで記述した内容を反映するときに使う。
5singular.php
6index.php

カテゴリー一覧ページ

任意のカテゴリー別で投稿一覧を表示させるページです。

優先度ファイル名備考
1category-(slug).php「slug」は各カテゴリーに指定したスラッグになる。
2category-(ID).php管理画面でカテゴリーのIDを調べて、ファイルの命名を行う。
3category.phpどのカテゴリーでもページのデザインが同じ場合は、こちらを使う。
4archive.php
5index.php

カスタムタクソノミー一覧ページ

任意のタクソノミー別で投稿一覧を表示させるページです。

優先度ファイル名備考
1taxonomy-(taxonomy)-(term).phpカスタムタクソノミーが「fruit」、タームが「apple」なら、
taxonomy-fruit-apple.phpとなる。
2taxonomy-(taxonomy).php基本的にはこのファイルを使用することが多い。
カスタムタクソノミーが「fruit」なら、
taxonomy-fruit.phpとなる。
3taxonomy.phpこのファイルを使用することは少ない。
4archive.php
5index.php

タグ一覧ページ

任意のタグ別で投稿一覧を表示させるページです。

優先度ファイル名備考
1tag-(slug).php「slug」は各タグに指定したスラッグになる。
2tag-(ID).php管理画面でタグのIDを調べて、ファイルの命名を行う。
3tag.phpタグを指定しなくてもタグ一覧ページを表示させることができます。
4archive.php
5index.php

作成者一覧ページ

WordPressでは、任意で指定した作成者が投稿したページを一覧として表示することができます。
そのテンプレートファイルになります。

ただ、使用する機会は他のテンプレートに比べて少ないです。

優先度ファイル名備考
1author-(nicename).php(nicename)は管理画面で設定したユーザー名を指定します。
2author-(ID).php管理画面でユーザーのIDを調べて、ファイルの命名を行う。
3author.phpユーザーを指定しなくてもユーザー一覧ページを表示させることができます。
4archive.php
5index.php

日付一覧ページ

投稿を日付別で一覧として表示させるページです。

優先度ファイル名備考
1date.php
2archive.php
3index.php

検索結果ページ

検索機能を付けた場合に、その検索結果を表示するページです。

優先度ファイル名備考
1search.php
2index.php

404ページ

該当するURLがなかった場合に表示させるページになります。

ページ内には「お探しのページは見つかりませんでした。」のテキストや、トップページへ戻るボタンを設置することが多いですね。

優先度ファイル名備考
1404.php
2index.php
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